生活に欠かせない車はカーポートで守る!

埼玉県の統計によると、行田市では1世帯で最低1台は車をもっており、軽自動車を含めば保有率は1.5倍近くにものぼります。

いわば車は、私たちにとって欠かせない生活の足。その大切な車を置く駐車スペースには、雨よけの屋根などを設けていますか? カーポートのように雨よけの屋根があると、車に乗り降りする際に傘を開いたり閉じたりする必要がなく、濡れた傘を車に持ち込む必要もなくなります。


今回は、カーポートを設置する上で知っておきたいポイントをご紹介します。




■失敗のないカーポートの選び方

カーポートを選ぶ際、基準となるのが「何台置くか」ということ。一般的なカーポートの収容台数は1台〜4台ですが、もっともニーズがあるのは2台分のスペースです。

もし現在1台しか所有していなくても、2台分の広さの屋根がかかっていたほうが雨や雪の日に荷物の出し入れがしやすく、自転車や単車を置くスペースとしても有効利用できます。


カーポートの種類には並列駐車用と縦列駐車用の二つがありますが、敷地や住宅の形状との相性を考えて選びましょう。またデザインも重要で、屋根形状で印象が変わってきます。丸みを帯びたアール型の屋根はやわらかい印象に。フラットな屋根はシンプルでモダンな印象をもたらします。



■積雪によるカーポートのトラブル

近年は台風や大雨など常識を覆すような自然災害が発生していますが、冬季の大雪もあなどれません。

2018年1月も、行田市で15㎝超えの積雪が記録されたように、カーポートの雪対策は必須です。というのも、雪は時間が経つにつれ密度が高まり、重量がどんどん増えてしまうのです。積雪の重みでカーポートの屋根が壊れ、車のフロントガラスまで割れてしまったり、車そのものも潰れてしまったというケースも報告されています。


したがってカーポートを設置する際は、積雪への耐久性をしっかり確認しましょう。

通常のカーポートは、柱が車の左右どちらか、あるいは後方などワンサイドだけにしか設けられていませんが、より安全性を高めるのなら、両サイドや屋根の四隅の柱で屋根を支える構造がおすすめです。

屋根材もさまざまな種類があり、まず丈夫なものと言えば折板屋根ですが、最近ではポリカーボネートでも最大150㎝の積雪強度・ガラスの約200倍の耐衝撃強度を誇る製品が登場しています。



■積雪時のメンテナンスにも要注意!

いくら丈夫なカーポートを設置しても、降雪後のメンテナンスは必要です。天候が落ち着いたら早めの雪降ろしを心がけましょう。

その際、ホースでお湯あるいは水をかけるのは厳禁と心得て。凍った雪に水をかけるとさらに凍結が進んで重量が増えることになってしまうので、自然解凍してきた雪を、ていねいに降ろしましょう。


時間がないからといって融雪剤を使うのはあまりおすすめできません。融雪剤は塩化マグネシウムなど塩分を多く含むため、カーポートに用いられている金属や、周辺の植物を傷めてしまう可能性もあるからです。


そしてカーポートの屋根の上には絶対に乗らないこと。人が立つことを想定して設計されていないので、重さに耐えられず事故になってしまう可能性も。降雪後は足元が不安定ですので、脚立も使わず、専用の雪降ろし棒を使うのが安全です。



■相談は、地元の積雪事情に詳しい外構工事会社へ!

いざという時の大雪に備えるのなら、カーポートのリフォームは今の時期がベスト。本格的に冬の到来を迎える前に、地元のリフォーム会社に相談して、カーポートの強度を見直してみましょう。


アオキ工業は埼玉県行田市を拠点に、鴻巣市や本庄市など近隣地域を中心に、新築の外構工事や外構リフォーム工事を設計から施工まで一式で手がけております。これまでの施工実績は700件以上。エクステリアに関して気になることがございましたら、地元の気候風土を知り尽くしたアオキ工業までお声がけください。